故きを温ね(19)雑草園〈2〉道すがら

雑草園の朝は10時から

と聞き、6月10日(月)は9時にロビーで待ち合わせ、ゆるゆる歩いて向かいました。

どこへも新幹線で行けるようになり、便利で快適です。
が、どこで降りても駅前の雰囲気が似ています。
知らない街でも知っている街のようで、間違えて降りてもしばらく気づかないかも……。

そんなことを思いながら3分ほどで「駅前」ではなくなり、さらに行くと立派な神社が現れました。
諏訪神社、とあります。

何も知らずに訪れてしまいましたが、実はここは長野の諏訪大社ゆかりの「パワースポット」なのだそうです。
門前の商店街は、この日この時刻にはまだ目覚め前で、アーケードにはがらんどうの雰囲気すら漂っていましたが、たとえば7月14日には「きゅうり天王さん」の祭があって、大賑わいするといいます。
ためしにググってみたら、別人(?)のような写真が出て来ました。

  北国のきうり旨しよ来てもみよ   正子

さらに驚いたことには、諏訪神社の末社の1つが八坂神社で、
「きゅうり天王(=牛頭天王)」さんの祭とは、本来八坂神社の祭なのだとか。

「驚いた」のは、単に来月(八坂神社の夏祭である)祇園祭の京都へ行くという、偶発的個人的な事情によるものではありますが、ふいに思い出されたのが、

  だあれも見とらん思ったらあかん。天の神さまはお見通しや

と子どものころに言い含められた母の言葉です。
天網とは、やおよろずの神々の情報網なのかもしれません。

  六月の空あをし叱られし日も   正子

詩歌文学館は詩歌の森という広大な公園の中にあります。
北上駅のほうからアクセスすると、この公園に南東角から足を踏み入れることになりますが、そこから広場を斜めに突っ切ったところに「雑草園」があります。
駐車場を隔てて向かい側が文学館のエントランスです。

着いたのは10時少し前で、
ちょうど2代目雑草園守の男性が雨戸を開けていらっしゃいました。

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  急いで開けますから、どうぞどうぞ

というお言葉に甘え、私たちはさっさと上がり込みましたが、
写真の後ろ姿の女性はいらっしゃいませんでしたね……。
昼頃まで、雑草園を独占していましたもの。

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私たち、とうとう来ることができたのですね。        (高田正子)

                       ♪
                       ♪


  
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by shinyurikara | 2013-08-18 18:20 | 故きを温ね  

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