故きを温ね(20)雑草園〈3〉

玄関をあがると小さなホールがあって、左右に廊下が延びています。
右手は10畳の書斎、

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左手が台所、風呂場です。

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書斎であった和室には、ぎっしりと「夏草」の並ぶ棚や、庭に落ちてきた弾筒を花入れにしたもの、ドライフラワーとなった紅の花、……。

そしてこれはもしかすると、『雑草園』第1ページ、3句目の

  かぶさりて火を吹きをるよ大火鉢

なのでは!? (と勝手に決めて騒いできた火鉢)

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からくりのような、こんな細工物もありました。
最初はこう。

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へ~んしん!

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決して若くない女4人組でしたが、何か見つけては騒ぐので、

  今日は賑やかでいいねえ

と喜ばれたのか、呆れられたのか……。

杉並区にあったころ、雑草園は2区画を占め、1区画分を庭にあてていたそうです。移築されたのちは、家屋はもとのまま、庭も窓から見える範囲の、敷石などはそのまま再現したそうですが、面積はかなり縮小された、とご自身も「樹氷」に属する俳人でいらっしゃる、雑草園守の男性が教えてくださいました。

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青邨先生の目にもこう映っていたということですね。

鳥の餌台や、

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こんな可愛いものも。

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雪の季節にはすべてが雪に埋もれ、家屋も雪の残る3月までは閉ざされるのだそうです。

  雪国へ付き随へる蟇   正子

初めての松島。
初めての雑草園。
初めての「後泊」付き、2泊3日の旅でした。                 (高田正子) 

                        ♪
                        ♪
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by shinyurikara | 2013-08-19 00:27 | 故きを温ね  

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