2013年 08月 18日 ( 2 )

 

故きを温ね(19)雑草園〈2〉道すがら

雑草園の朝は10時から

と聞き、6月10日(月)は9時にロビーで待ち合わせ、ゆるゆる歩いて向かいました。

どこへも新幹線で行けるようになり、便利で快適です。
が、どこで降りても駅前の雰囲気が似ています。
知らない街でも知っている街のようで、間違えて降りてもしばらく気づかないかも……。

そんなことを思いながら3分ほどで「駅前」ではなくなり、さらに行くと立派な神社が現れました。
諏訪神社、とあります。

何も知らずに訪れてしまいましたが、実はここは長野の諏訪大社ゆかりの「パワースポット」なのだそうです。
門前の商店街は、この日この時刻にはまだ目覚め前で、アーケードにはがらんどうの雰囲気すら漂っていましたが、たとえば7月14日には「きゅうり天王さん」の祭があって、大賑わいするといいます。
ためしにググってみたら、別人(?)のような写真が出て来ました。

  北国のきうり旨しよ来てもみよ   正子

さらに驚いたことには、諏訪神社の末社の1つが八坂神社で、
「きゅうり天王(=牛頭天王)」さんの祭とは、本来八坂神社の祭なのだとか。

「驚いた」のは、単に来月(八坂神社の夏祭である)祇園祭の京都へ行くという、偶発的個人的な事情によるものではありますが、ふいに思い出されたのが、

  だあれも見とらん思ったらあかん。天の神さまはお見通しや

と子どものころに言い含められた母の言葉です。
天網とは、やおよろずの神々の情報網なのかもしれません。

  六月の空あをし叱られし日も   正子

詩歌文学館は詩歌の森という広大な公園の中にあります。
北上駅のほうからアクセスすると、この公園に南東角から足を踏み入れることになりますが、そこから広場を斜めに突っ切ったところに「雑草園」があります。
駐車場を隔てて向かい側が文学館のエントランスです。

着いたのは10時少し前で、
ちょうど2代目雑草園守の男性が雨戸を開けていらっしゃいました。

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  急いで開けますから、どうぞどうぞ

というお言葉に甘え、私たちはさっさと上がり込みましたが、
写真の後ろ姿の女性はいらっしゃいませんでしたね……。
昼頃まで、雑草園を独占していましたもの。

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私たち、とうとう来ることができたのですね。        (高田正子)

                       ♪
                       ♪


  
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by shinyurikara | 2013-08-18 18:20 | 故きを温ね  

故きを温ね(18)雑草園〈1〉北上へ

これまで幾度も耳にし、昨今ではしばしば文字にもしてきた「雑草園」。
2013年6月10日(月)、ついにその敷居を跨ぐことができました。

「雑草園」は、山口青邨先生が慈しまれた杉並区和田本町にあったお住まいのことです。
ご逝去ののち、北上市の日本現代詩歌文学館に移築復元されました。

『雑草園』はまた、先生の第一句集のタイトルでもあります。
新百合AOI倶楽部の分科会活動の1つとして、私たちは2012年春、ブログ「青邨に学ぶ」(http://zassoen24.exblog.jp/)を起ち上げ、『雑草園』の作品鑑賞を始めました(現在は第二句集の『雪国』を鑑賞中)。 

家の中の雰囲気、庭のレイアウトを、こんなんかな、あんなんかなと想像するうちに、

  やはり実物を見てみないと!
  たとえ今は住んでいる人がいなくても……

と思いが募ってゆきました。

そしてチャンスはやってきました。
藍生の全国大会が、今年は松島で開かれたのです。
実は松島行も(恥ずかしながら)私は初めてで、願いが一度に2つかなえられる旅となりました。

6月8日、9日の大会終了後、松島から仙台へ出、北へ行く新幹線に乗り換えて、北上へ。

  夕星やみちのおくへと青田波   正子
  六月の夜風のいろの旅衣

                                     (高田正子)

                            ♪
                            ♪

 
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by shinyurikara | 2013-08-18 18:05 | 故きを温ね