故きを温ね(16)ふたたびの湯島天神
2013年 03月 02日
2月25日(月)、梅の湯島天神に参りました。
去年の七五三に来合わせたときには菊花展をしていたなあ、と思いつつ、
日の当たっていそうな夫婦坂からアプローチ。
今日の夫婦坂も日だまりでした。
メトロの出口からいちばん近く、上る段数も少なくてお薦めです。
ただやはりここは裏口なのでしょう。
正面から入った感覚が必要なときには、向きません。
いろいろありましたが、わが家の次女は、本日二次試験の日を迎えました。
朝、弁当をつくって最寄りの駅まで送って母の仕事を終え、ちょうど湯島でという吟行会にやってきたのです。
送り出す子に日が眩し大試験 正子
本当は大試験ではなく入学試験ですが、俳句の上ではそういうことに。
白梅や天神さまに願あらた 正子
境内の絵馬の山を見るにつけても、この期に及んで合格をお願いするのは図々しい気がして、
しっかり向き合えますように、と手を合わせました。
25日は天神さまの縁日。梅祭開催中でもあって、なかなかの人出です。
御礼詣りの皆さま、おめでとうございます、という声も聞こえてきます。
白梅に御礼まゐりの人出かな 正子
日だまりに老若男女受験生
せっかくの湯島の白梅に添えられた禿頭のようなものは、どうやら私の指のよう。
例によって携帯で撮っていますが、眩しい日には携帯の画面がよく見えません。
おおよその見当で撮って、あとで何の写真かわからなくなることはままあるのですが……。
今日の境内は、この一幹のみがほぼ満開。
よく晴れた、風の冷たい一日でした。
(正子)
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by shinyurikara | 2013-03-02 17:55 | 故きを温ね